ジャガー、新型XKクーペおよびコンバーチブルの価格を発表
  2006年1月13日
ジャガーは本日、デトロイトモーターショーで、新型XKコンバーチブルモデルを正式発表したのに続き、価格も併せて公表しました。新型XKの価格はクーペが58,955ポンドから、コンバーチブルは64,955ポンドからとなっており、あわせて受注も開始しました。

新型XKの発売は、デザインとエンジニアリングの双方の観点から、ジャガーにとって期待に胸躍る新たな時代の幕開けを具現するモデルです。また、見た目が華麗なだけでなく、満足感あふれるドライビング体験も約束する「Beautiful, fast Cars(美しくて速い車)」を生み出すメーカーとしてのジャガーの評価をいっそう強固なものとします。

新型XKは極めて充実した標準装備をドライバーに提供する一方で、広範囲にわたるオプション・リストから好みの装備を追加することで“自分仕様”の車にするチャンスも広げています。

イギリス市場向け標準装備には、300馬力4.2リッターV8エンジン、パドルギアシフト付き6速AT、7インチタッチスクリーン衛星ナビゲーションシステム、キーレススタート、内蔵メモリー付き10ウェイ調節可能ヒーター付きシート(助手席・運転席)、ブルートゥース電話接続、18インチ“ヴィーナス”アロイホイール、左右独立調整式オートエアコン、メタリックペイント、アクティブスピードリミッター(ASL)付きクルーズコントロール、エレクトロニックパーキングブレーキ、ダッシュボード内蔵6連奏CDプレーヤー、雨滴感知式オートワイパー、リバース・パークアシスト、トラックダイナミック・スタビリティコントロール、アンチロック・ブレーキシステム(ABS)、エレクトロニック・ブレーキフォースディストリビューター(EBD)、そしてエマージェンシー・ブレーキアシスト(EBA)などが含まれています。

競争力のある価格構成に加え、19E(クーペ)、20E(コンバーチブル)という、クラストップの保険格付けも新型XKをいっそうお求め易い車にしています。

ジャガーUKのフィル・ポッパム社長は次のように述べています。
「ニューXKにより、史上最も先進的なジャガースポーツカーを我々は開発したことになります。現行XKと比べ、より軽く、より速く、そしてより充実した装備を持ち、すばらしい性能とドライビングダイナミクス、ジャガーの洗練性がバランスよくブレンドされた車となりました。ニューXKは、人々の憧れの車ナンバーワンとしての地位を再び獲得し、ジャガーのスポーツカーのラインナップを新たなレベルに引き上げます。過去の伝説的なジャガー車に捧げるオマージュのようにも見えますが、“ジャガーのスポーツカーはその外観にマッチする最先端のテクノロジーを提供しなければならない”という主題に対し、ニューXKほど忠実に応えた車はありません。」

ジャガーUKは、今回新たに指名した広告代理店ユーロRSCGフューエル社と共に開発した新たなブランド・コミュニケーション・キャンペーンを本日スタートさせます。この新キャンペーンは、最新のブランドポジショニングと、今後ジャガーが採用する刺激的な新しい広告の方向性を反映させたものとなっています。

このマーケティング・コミュニケーション戦略では、自動車業界で初の手法でジャガーを提示するとともに、他の自動車メーカーがいまだに踏み込んでいない新たな未知のエリアにジャガーブランドを進めます。

ジャガーカーズ社のビビアナ・ボエリオ社長は次のようにコメントしています。
「ジャガーはこれまで何十年にもわたって美しくて速い車を造ってきましたし、これからも造り続けてゆきます。今回の“ゴージャス”キャンペーンは、スタイル、パワー、ラグジュアリー、そしてパフォーマンスという、私どものトレードマークを完璧に捉えたものです。他社がこれまで実施してきたどのようなものとも一線を画す、マーケティングの新たな方向性を採用しました。まったく新しい時代にこれから足を踏み入れるわけですから、我が社にとっては非常に重要な時期を迎えます。」

「今回のアプローチを、マーケティング戦略のあらゆる領域で全世界的に採用していきます。世界中のジャガーのお客様は旅慣れた方々であり、価値観、興味の対象、期待するものに共通点を有しておられるという事実に基づいてのことです。」

ジャガーの“ゴージャス”キャンペーンは、ヨーロッパ中に今月から段階的に導入され、TV、印刷媒体、電子メディア上で広告が展開されます。この新キャンペーンは、今夜、イギリスの全国放送で初めてオンエアされます(22:30〜、Channel 4にて)。ジャガーディーゼル車の印刷メディアで追加キャンペーンを行うとともに、ブランド広告を6週間にわたって集中的に出稿します。

「これは単なる広告キャンペーン以上のものです。ジャガーの長期的な将来像にとって不可欠なものとなる、コミュニケーションの方向性を示しています」とビビアナ・ボエリオは述べています。

新型ジャガーXKの主要ポイント
・クーペとコンバーチブルともに2+2のスポーツカーとして設計
・「美しくて速い」ジャガー車の新世代モデルとして最初のモデル
・ジャガー車の中で史上最も技術的に進んだモデル
・1996年にデビューしたジャガーXKシリーズの後継
・100%アルミボディ構造がクーペモデルのクラストップのねじり剛性を支える。コンバーチブルモデルでは、先代のXKコンバーチブルと比べ剛性が50%向上。
・先代モデルや主な他のライバル車よりも軽量。空車重量はクーペが1,595kg、コンバーチブルが1,635kg。
・コンバーチブルモデルでは、BIWの重量はわずか287kgで、これは先代のXKコンバーチブルと比べても20%の軽量化
・軽量ボディによりパワーウエイトレシオが10%向上
・コンバーチブルのルーフは、軽量アルミニウム製トノカバーの下に電動で格納される。その間18秒以内
・直感的に動かせるコントロール類とドライバーに焦点を当てたテクノロジーの数々によりドライバーの運転の喜びをさらに高める(例:キーレスエントリー、キーレススタート、アクティブフロントライティング)
・スポーツカーの広くエレガントなキャビンは、ジャガーのクラフトマンシップ、ラグジュアリー、品質を具現化
・300bhp(224kW)SAE/298PS(219kW)EECを生み出す最新型の4.2リッタージャガーAJ-V8自然吸気エンジンを搭載
・AJ-V8エンジンはEuro4排ガス規制を念頭に開発され、Exhaust Gas Recirculation(排気ガス再循環機能)も備えている
・新しいジャガーのシーケンシャルシフト6速ATシステムは、ステアリングホイール上に取り付けられた“パドル”を使い、マニュアルでのギアチェンジが可能
・XKクーペの0-60mphは5.9秒、0-400mは14.4秒。これは出力400bhpのスーパーチャージエンジンを搭載した先代XKと比べても、わずか0.5秒未満の遅れしかない
・XKコンバーチブルが60mphに達するのにかかるのはわずか6.0秒で、これは先代のモデルと比較して0.3秒速い
・XKクーペは50-70mphにわずか3.1秒で到達。これは先代モデルよりも0.2秒速い(コンバーチブルXKは50-70mphに3.2秒で到達するが、これも0.2秒早い)
・最高速度は155mph(電子的に制御)
・歩行者を巻き込んだ事故の場合、花火点火技術を応用したデプロイアブルボンネット(ジャガー・ペデストリアン・コンタクト・センシング)が瞬時に自動的に作動し、ボンネットとエンジンの間に緩衝材があるような効果をもたらす
・ニュージャガーXKは3月中旬から(英国で)発売

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