ジャガー、ジュネーブモーターショーでXKR-Sを発表
E-Typeの50周年も祝う
  2011年2月25日
ジャガーは3月1日、シュネーブ・モーター・ショーにおいて、ジャガーの歴史上最強の量産型スポーツカー「XKR-S」を発表します。

すべてが新たに開発されたこのXKR-Sは、ジャガーXKシリーズの魅力を大幅に拡大し、ラグジュアリーGTクラスで走りを追求するドライバーに心を揺さぶる斬新な選択肢を提供します。改良型V8スーパーチャージドエンジン、全面的に見直されたサスペンション、そして空力性能に主眼を置く新設計ボディを持つXKR-Sは、GTのラグジュアリーと驚異的なパフォーマンスという、ジャガーが長年培ってきた2つの意義を究極の形で融合したモデルです。

ジャガーのグローバル・ブランド・ディレクターに就任したエイドリアン・ホールマークは次のように述べています。「XKR-Sはジャガーにとっても心躍る大胆なニューモデルです。走りそのものを追求しつつ、ジャガーならではの快適性、豪華さ、気品、そして感動を与えてくれる性能を欲する昔からのロイヤルカスタマーと新たなファンの両方の心をつかんでくれると期待しています。」

XKR-Sのエンジンは最高速度186mph(300km/h)を実現する550PSのパワーと680Nmのトルクを生み出します。0-60mph(96km/h)は4.2秒、0-100mph(160km/h)もわずか8.6秒という数字がその性能を如実に語っています。
XKR-Sはジャガー史上最速の車というだけでなく、最も俊敏で、最もレスポンスが良く、最もドライバーに焦点を当てた車です。XKR-Sの開発にあたっては、ハンドリング性能と経済性の両面を最大化するために、XKで採用されている軽量かつ高剛性のアルミニウムボディ構造を活用しました。XKR-Sは驚異的な性能を持つ一方で、CO2排出量はこのクラス初の300g/km以下に抑えられています。

XKR-Sに合わせてセッティングされた前後のサスペンションが、究極の精度とコントロール、そしてドライバーへのアピールを提供する一方、再プログラミングされたアダプティブ・ダイナミクスシステムにより、走りを追求するドライバーは自身のドライビングテクニックの極限を見極めることが可能となりました。

XKR-Sに関する詳細な情報や写真・ビデオは、3月1日のジェネーブ・モーター・ショーのプレスデーに提供する予定です。

心躍るニューXKR-Sの発表とあわせて、E-Typeの誕生50周年を祝して2011年に開催される一連の記念イベントの第1弾が開催されます。ジャガーの創業者であるウィリアム・ライオンズ卿が、半世紀前に初代E-Typeを発表したゆかりの地であるジュネーブのオービーブ公園において、ジャガーは『E-Typeドライブ』を主催します。

E-Typeの魅力は自動車の世界を超越しました。そのプロポーション、佇まい、そしてピュアなラインの美しさが認められ、ニューヨーク近代美術館(MoMA)に常設展示されています。E-Typeの影響は現代のジャガーにも明らかです。その性能、居住性、最先端の技術、そして受賞の栄に輝くデザインにそれが表れています。

ジャガーのデザインディレクター、イアン・カラムは次のように述べています。
「E-Typeが世に与えた衝撃の大きさは、とても言葉で表しつくせるものではありません。革命的とも言えるあの時代の精神を象徴する車がE-Typeなのですから。ジュネーブでE-Typeの功績を讃えるイベントが行われること、そして新たに開発したスポーツカーを発表できることを、我々は大いに楽しみにしています。」